見苦しいもの ~つきBON
■22日の読売から。

 熊本市議会で22日、緒方夕佳市議(42)が議会開会前に無断で0歳児の長男と議場に入り、開会が約40分間遅れる事態となった。

 議会は長男を傍聴人とみなし、関係者以外の議場への立ち入りを禁じる傍聴規則に違反するとして緒方市議に注意した。

 緒方市議は午前10時の開会直前、長男を抱いて議場の席に座った。議長が注意し、開会時間を遅らせた。緒方市議は議長室で議長らと協議した後、長男を友人に預けて1人で議場に現れ、同40分頃に開会した。この日は11月定例会初日だった。

 市議会事務局によると、長男を連れて議会に出席するとの事前連絡はなかったという。傍聴規則では「傍聴人は、会議中いかなる事由があっても議場に入ることはできない」と定めている。
 
 緒方市議は「子育て中の女性も活躍できる市議会であってほしかった」と説明したらしい。彼女の主張も間違っているとは言わないが、順番がちがう。そう思うなら傍聴規則をまず変えるよう議員提案すべきなのである。

  時々こういう人がいる。自分の持論に絶対の自信を持っていて、まずルールを破っておいて一点突破を図り問題提起していこうとする「実力派」である。しかし学生運動ならともかく、いい大人が、しかも議員ともあろう者がするにはあまりに子供じみている。わが子を政治的主張の道具にしている、と言われても仕方あるまい。

 考えてみるがいい、他の議員が「それはもっともだ」と彼女に同調し、自分の子や孫の手を引いて議場に集まってくればどのようなことになるのか。泣き出す、走り回る、授乳する、おむつを替える… そこはもう知嚢をしぼって審議したり論議する場ではなくなってしまうだろう。自分がすることを他人もしたらどうなるか、という予想がこの市議にはつかなかったらしい。
 
 政治家もだんだん「幼児化」が進んでいるのだろうか。


2017/11/24(金) 08:23:22